ニーラーカマルのランチデザートでおなじみのヨーグルトとバジルシードのデザート。
ヨーグルトにトッピングされたグレイのつぶつぶがバジルシードです。
カエルの卵ではありませんよ。
タイ産の「メーンラック」というバジルの種(バジルシード)なんです。
食べるとシャキシャキっとして、キウイフルーツみたいな食感ですが、味も匂いもありません。
このバジルシード、一時期スーパーフードとして流行したチアシードとよく似ています。
そしてバジルシードもチアシードに負けないくらいすごいスーパーフードなんです。
カロリーがほとんどない(100gは0.032キロカロリー)にもかかわらず、ビタミン(A、B1、B2、C)やミネラル(カルシウム、リン、鉄)を含む優れもの。
ダイエットフードとしても注目を集めています。
<満腹感が得られるので、食べ過ぎを防止してくれます>
バジルシードの約50%が不溶性食物繊維でできているため、水に溶けずに水分を吸収してふくれる性質をもっています。
水に5分ほどつけておくだけで、なんと30倍ほどにふくれあがります。(チアシードは15倍ほどだそうです)
おなかの中でも膨らむので、食前に食べると満腹効果があり、食べ過ぎが防止できるといわれています。
朝・昼・夜のどれか一食をバジルシード入りドリンクなどで代用する方法もあるようです。
<便秘解消効果がうれしい>
水を吸収して膨れ上がった食物繊維は、腸内では腸壁を刺激して便の排泄を促進してくれるらしいんです。
そう、つまり、便秘に効くんです!
種を寝る前に食べるのがおすすめだそうです。
また、茹でた種を食べると、腸や食道の病気に効くそうです。
<血液サラサラ効果も>
注目すべきはα-リノレン酸を含むオメガ3脂肪酸を含んでいるということです。
青魚に多く含まれるEPAやDHAの仲間なんです。
血液中の悪玉コレステロールを減らし、中性脂肪値や血圧を下げる効果があるといわれています。
すご~い!
カロリーは低いのに、こんなに体によいものがいっぱい含まれているなんて、まさにスーパーフード!!!
<どうやって食べるの?>
5gバジルシードに対して約100mlの水を入れて、5分程まつだけ!
コップの水を全部吸収してふくれあがり、カエルの卵状になったらできあがり。
(1) 約5gのバジルシードをコップに投入
(2) 100mlの水を投入すると、すぐにバジルシードが水を吸い始めます。
(3) 1分もたたないうちにこれくらいになります。
(4) 3分後。まだ水を十分に吸収していない黒いつぶつぶがたくさん見えます。横から見ると水もたくさん見えますね。もう少し待った方がよさそうです。
(5) 5分後。黒いつぶつぶがなくなり、もう充分水を吸っている状態。よこからみると、水がほとんど全部バジルシードに吸収されているのがわかります。この状態になったらOKです。
水を十分に吸収したバジルシードは、ダイエット時にはそのまま水やお湯に入れて食事の代用とします。 (ただし、食事を抜くのは一日に一食だけにしましょう。)
食前に飲むと満腹感が得られて食べ過ぎを防止できます。
また、牛乳や豆乳、野菜や果物のジュースに入れて飲んだり、 タピオカミルクのようにココナッツミルクと一緒に食べたり、 ヨーグルトにトッピングするのもおすすめです。
<種ばかりでなく、バジルの葉も体にいい>
ちなみに、水に戻したバジルシードをプランターに捨てておくとレモンの香りがする素敵なバジル(メーンラック)が出てきます!。
タイではカレーによく使われます。また、サラダなどに入れて食べるとおいしいですよ。
この葉っぱの方も以下のようなすごい効能があるそうですよ。
・めまいに効く。
・ガス詰まりに効く。
・腸の動きをよくする。
・発汗作用がある。
・洗った葉を水と少し混ぜ、皮膚炎の患部に塗るとよくなる。
<バジルシードを食べるときに注意すべきこと>
・ダイエットに効果あるからといって、食べ過ぎはよくありません。食べ過ぎるとかえって便秘することもあるみたいですよ。一日に10g程度を目安にしましょう。
・水でよくふやかしてから食べること。
・薬を飲んでいる人は、薬を飲んだ後30分以上時間を空けてからバジルシードを食べましょう。バジルシードと薬を一緒に飲むと、薬の効能が弱まることがあるそうです。
参考文献: Medthai:https://medthai.com/แมงลัก/
Wikipedia Thai: https://th.wikipedia.org/wiki/แมงลัก